変わる景色、目に映るもの。

見える景色が変わったこのごろ。

普段は観光客でいっぱい、高齢化率も高いから
お年寄りも多く見かける我が町。
それが謎の感染病流行で出歩く外国人観光客や
ご老人をパタっと見なくなった。
かわりに、

平日の昼間、若い子たちがたくさん歩いている。
中高生だろう。
仲間たち数人のグループが、あちこちに。
みんな私服で、楽しそうに話しながら。
中学男子?はチャリンコで数人で走っている。
どの顔も、明るく笑顔。雰囲気もゆったり。

世間はコロナ騒ぎで、春休みを迎える前に
学校は休校、イベントは自粛、店は品切れ続出、
海外の国々では外出禁止令さえ出ている。

本当は外出も控えるべきなんだろうけど、
この笑顔輝く子どもたちをみていると
なんだか安心する。

なぜか?

それは、これが本来の子どもの姿だから。

どんなに世間が大変になっていても
若いエネルギーはあふれでる。
普段は学校、勉強、部活、塾、習い事、、、
いろんなものに縛られて毎日大忙し。
きっと遊ぶ暇を作るのも、時間をやりくりしてるのでは?
それが今はそのような場が強制的に閉められ、
かわりに彼らにとっては自由な時間となった。

やることないし、ひまだし、家にいてもつまらないし、
かと言って、映画やカラオケ、室内での集まりもできない。
じゃあどうする?外行く?
そんな感じなのかな?

やらなければいけなかったことから解放されている今、思い思いに仲間たちと過ごしている彼らの姿、
軽快で輝くエネルギーを感じて、
これを大切にしたい、このまま未来へつなげたい、
と思った。

これから先も、どんなことで
突然日常が変わることが起こるだろう。
そんな時に柔軟に各々の中の創造性を発揮して
新しく作り変えてほしいと願う。

今あるカタチはもう古い。
きっと簡単に壊れるだろう。
老朽化したシステム、限界に来ている仕組み、
凝り固まった思考、振りかざされる歪んだ正義。

もうほんとうに変えなければ、国が潰れる。

大人からみたら子どもを「縛って」おくものがない今は不安だろう。勉強しなくて将来大丈夫?的な。

いや、それがもう古いんだと思う。
それより自分の頭で考えて、状況に柔軟に対処できるチカラや、
「ない」ところから新しく「ある」を作る発想力、
競争ではなく仲間とつながれるチカラ、
個でありながら、それぞれの得意で集まり
一つ一つを最高の役割で大きなものを作り上げる。
そんなことができるチカラが必要なんだと思う。

つまり、生きる力。想像力。

歩く彼らの輝く笑顔から、
きっと未来は大丈夫!と感じた。



















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